長期化するマスク生活によりドライアイ症状がでる、または悪化するといった事例が日本国内ならびに海外でも報告されています。国内でも「マスクドライアイ」の研究が進められており、先日行われた角膜カンファランス2022(22年2月)において、この研究の第一人者である東邦大学医療センター 大森病院眼科の堀 裕一先生のグループから報告がありました。
このようにマスクとドライアイの関係が注目されている状況を受け、当研究室では堀 裕一先生監修のもと実験を行いました。その結果、呼吸に伴ってマスク上部から呼気が漏れ、それが目にかかっている様子が確認できました。このことから、マスク生活が当たり前となっている今、ドライアイのリスクが高まっていると示唆され、私たちは今まで以上に角膜を意識したアイケアをしていく必要があると言えます。
※「マスクドライアイ」とは、マスク着用時に上部から呼気が漏れ、目にかかることで涙が蒸発し、目の乾燥につながることを言います。