角膜ケア方法

1.角膜の標準治療

病院での一般的治療

角膜上皮障害に対する病院での一般的な治療方法は、目薬や軟膏による治療が中心です。感染症による障害には抗菌作用のある目薬や軟膏を使います。目薬に入っている防腐剤が原因で角結膜障害になっている場合にはその目薬の使用を中止します。
点状表層角膜症(SPK)はそれ自体を治す治療薬は存在しないため、角膜の環境をよくすることが治療方法の中心です。人工涙液を点眼して涙の層をつくり、自然に修復・再生されるのを待ちます。
ドライアイで乾燥している場合には、人工涙液を点眼し、目の表面を潤します。保水効果のあるヒアルロン酸の入った目薬も使われます。これは人工涙液よりも効果が持続します。涙を目の表面につなぎとめるムチンが不足している場合には、涙を増やす薬が使われることもあります。
薬を使った治療のほかにも、涙点プラグを差し込んだり、涙点を閉じる手術をしたりして涙が出ていかないようにする手術もあります。

目薬イラスト
点眼プラグ 点眼プラグ

涙点プラグ:目頭にある「涙点」にプラグを挿入し、なみだの排水口を閉じてしまう。なみだが目の表面に長時間滞留することで、ドライアイを治療する。
写真出典:「東邦大学医療センター大森病院眼科」